8月末、台風が九州に上陸した日の夕方。
福岡市もやや雨足が強くなり始めたころでした。
同じ町内で1人暮らしをしているお年寄り同士がなにやら話しをしています。
ハルコさん「あんた今日はどうすると?」
カスミさん「どうするってなにが?」
ハルコさん「台風がきよるみたいよ、見て、こんなに降りよるよ」
カスミさん「えーびっくりしゃっくりやね」
ハルコさん「泊まらんと?」
カスミさん「えー私は泊まらないわよ」
ハルコさん「1人で大丈夫と?こわくない?」
カスミさん「ぜーんぜん、やっぱり家が一番よ」
ハルコさん「そーお、私たちはどうしたらいいと?」
職員「おふたりとも、もし不安ならば泊まっても大丈夫ですよ」
ハルコさん「うーん、じゃ私は泊まらしてもらお、だって家に帰ったらもうどうしていいかわからんもん」
職員「わかりました、いいですよ」
カスミさん「私は送ってくださ~い」
ハルコさんはよりあいに泊り、カスミさんは自宅へお送りすることとなりました。
よりあいは急な泊りにも対応できるよう体制を整えています。
それは「今日」「今」がどんな様子なのか。必要に応じて柔軟に支えることが大事だと考えているからです。
これはお年寄り本人だけではなく、介護をしている家族(在宅介護)においても同じことがいえると思います。
ご家族の心身の様子、急な用事。「今日泊めてほしい」ということに対応できるようにしています。
暮らしはいつなにが起きるかわからない「不安定なもの」です。その不安定な部分を支えることで、在宅生活を続けるという「安定」を家族とともに支えることができると考えています。
宅老所よりあい(地行)、よりあいの森にて一緒にお年寄り達の暮らしを支えてくれる介護職員さんを若干名募集してます!
介護職員(夜勤あり) 2024【宅老所・よりあいの森】
↑ 細かい情報になります。
ご興味のある方は見学からでも構いませんので、ご連絡いただけたらと思います。