憲法ってなあに??

先日、当法人の研修で「憲法ってなあに?」と言うタイトルの基調講演があり、運よく参加させてもらうことができました。

来る7月10日は参議院選挙があります。また、ここ何年かメディアでは、政治家の方々等が「憲法改正の議論を!」と白熱しておりますよね。

みなさんは日本国憲法のことについてどのくらいご存知ですか??

恥ずかしながら、自分はそれほど詳しく知りませんでした。そして、この国の「最高法規」である憲法のことを知らない事、知ろうとしない事はとても危険なことであると感じました。また、自民党改正案なるものが実行された場合に、どんな形で暮らしに影響してくるのかを老若男女みんなに理解できるように詳しく説明しない事は、さらに危険で信じられない事だとも感じました。

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今の日本国憲法は、二度と戦争をしないように戦前の反省から作られたもので、国が戦争をしないためのヒントが至るところに隠されてあるとのことです。

また、憲法は、国家権力を縛るための法律で、国民の人権や自由を国家権力から守る役割を担っています。(基本中の基本のことだと思うのですが、、もしも知らなかったり、一度習ったけれど忘れてしまっている人のために…)

権力者を縛るための法律を権力者によって作り変えられようとしているのは非常に危険なことではないでしょうか??と単純に思ってしまいますが、どう思いますか?

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ロシアとウクライナの戦争、北朝鮮が打ち上げるミサイル、中国の一帯一路構想等々、日本近隣しかり、世界情勢が不安定となってきています。

しかし、だからと言って防衛費を増額し、核や兵器で武装をすることが本当に平和を守っていける方法なのでしょうか?専守防衛できることや抑止力を持つことで本当に他国と良好な関係を保つことができるのでしょうか?

銃を持つことが許されているアメリカでは、銃を持っていることが抑止力となって、平和で治安の良い国となっているのでしょうか?

基調講演の中では、戦争は外交の「最大の失敗例」ともおっしゃっていました。

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冒頭でも書きましたが、7月10日は参議院選挙の投票日です。

今回の選挙候補者や各政党が、憲法改正についてどのような考えを持っているのかを一国民として確かめる必要はあると思います。また、それだけではなくしっかりと公約にも目を通してみてください。

https://kaikensouan.com/ ⇐ 自民党の改正草案で憲法はどう変わる?

日本国憲法は「権力者を縛るための法律」です。その権力者を選ぶのが選挙です。選んだ権力者の都合が良いように憲法を作り変えられることはない!と願いたいですよね。

今回は少しお堅いブログとなってしまいましたが、まずは憲法改正議論のことに興味をもってもらいたいなと思って投稿させていただいた次第です(^O^)また、一人一人がこの国の行く末を考える時に、メディア等の情報を優先するのではなく、自分自身の実感を通して行動に移してもらえばなと願っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました(^O^)

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2 thoughts on “憲法ってなあに??

  1. 私は、日本国憲法は「世界の宝」だと思っています。
    特に前文と9条を中心にした平和主義について、核兵器禁止条約の発効、そしてロシアのウクライナ侵攻を契機に改めて深く考えるようになりました。 そして、今こう思います。
    戦争、特に核戦争は世界を破滅させる。「戦争にしない」しくみが何としても必要。 軍事力を増強して抑止力を高めることは、相手もまたそれに反応し、結局は際限のない軍拡競争に。莫大な費用だけにとどまらず、お互いの「疑心暗鬼」は永久に続き、そして何かと口実をつけた戦争も。 やはり平和には外交の力こそが決め手。「軍事ブロック対軍事ブロック」の対立の構図ではなしに、すべての関係国を包摂した安全保障の仕組み(紛争を戦争にしないための)を地域ごとに作りあげる。それこそが平和への唯一の道。その先頭に日本が立つ。・・・これこそが日本高憲法の「精神」ではないかと思います。
    もっともっと憲法について真面目に考えたいと思っています。

    今までになかった?「お堅い」テーマに、私の最近の想いが重なり、思わずコメントさせていただきましたが、うまく表現できず「お堅い」コメントとなってしまいました。お許しください。

    • コメントありがとうございます!
      SHUNSANのおっしゃる通りだと感じます。武力対武力、対立の構図は誰一人望んではいません。
      時代の流れと共に改正しなければいけない部分はあるのかもしれませんが、それは権力者である方達が決めることではなく、
      むしろ主権者である国民から上がってくる声から出発しなければならないと感じます。
      また、時代は流れ社会的な価値観が変わったたとしても、絶対に変えてはいけない部分の一つが「戦争の放棄」「戦力及び交戦権の否認」なのではないでしょうか。
      先日、前首相が銃撃に倒れました。
      これを機に、不安や恐怖が監視社会の強化を生み、武装することが正義という風潮となり、防衛手段としての武器を増やし、憲法改正への議論が一気に加速していくのではないか…と危惧しています。
      テレビ、マスコミが流す報道は、表面上を切り取った部分であったり、スポンサーの力が強く働いているので、真実の情勢がとてもわかりづらい社会となりました。
      もっと自分達で勉強し、今後の日本の行く末を考えていける力をつけていきたいです。
      これからも、時には、お堅いテーマを投じていくことができたらと思います(^O^)

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