夜中の2時の出来事です。
一人のお年寄りが血相を変えてお部屋より出てきました。
そして、夜勤の女性職員に「私のお姉さんの赤ちゃんはどこ行ったかわかる??」
と聞かれます。
女性職員は「??」と思って次の言葉を待っていると…「ちちがね…。ちちがね…。」と困惑気味に言われます。
女性職員は「父」の事かな?と解釈し、「あ~お父さんがいらっしゃるんですね。」と質問すると…「いやいや、そうじゃなくてね。」とお年寄り。
夜勤職員の女性職員はまたまた「???」となります。
すると、お年寄りはおもむろに自分の胸を指さし「ちち…ちちがね~。」と言われました。
夜勤の女性職員は、やっとこのお年寄りが言わんとしていることがわかり「あ、ああ~その「ちち」のことですか~(笑)大丈夫です!私が代わりにあげときますよ!ちち!」と自信満々で答えたそうです。(‘ω’)ノ
一瞬ポカンと口を開けてそれを聞いたお年寄りは、パッと顔を輝かせ「そうね!!よかった~!!ありがと~!!助かった~。」と大喜びです。
そして「私ね、も~はちじゅうばあさんやけんね…どげんしようかと思うて困っとったとよ~。」とホッと一息、安心してお部屋に戻られ、休まれたとのことでした(^-^)
80ばあさんのお姉さんの赤ちゃん…そして、その赤ちゃん(姪っ子)のための「ちち」を心配していたお年寄り。
この方にとってはとてもとても重大な頭を抱えてしまう出来事だったことは確かですが…。真剣なこのお年寄りの悩みと職員とのやりとりに思わず笑ってしまいました。
現在と過去が織り交ざった現実の世界で、「ちち」について真剣に悩んでいたお年寄りの困り事を解決できたという朝の申し送りでのお話でした(^O^)
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