チャリティコンサート速報!

「みんなで老人ホームを作るぞ!チャリティコンサート」

みなさん、ご来場いただき本当にどうもありがとうございました!
おかげさまを持ちまして、大盛況のうちに終えることができました!
(予定になかった2階席も大開放するという嬉しい嬉しい悲鳴!)

詳細に関しましては、また追ってご報告させていただきたいと思いますが、
取り急ぎ「今日のベストショット」をアップさせていただきます。

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さて、この二人はいったいなにをしているのでしょう?
詳細は次号! 乞うご期待!

 

(よりあい伝言板)
9月7日のチャリティオークションで
「谷川俊太郎さんとお茶ができる権利」を落札されたお客様。
せっかくですので、記念にこの写真をプレゼントとしてお送りしたいと思います。

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もし、このホームページをご覧になられましたら、
ぜひご一報いただければと思います。

連絡先は◆宅老所よりあい/よりあいの森をつくる会 電話:092-845-0200です。

俊太郎さんからの贈り物

よりあいよりあい

よるがちかずくとたましいは
りくつをわすれる
あいのしょっぱさも
いきることのすっぱさも
よけいにあじわえて
りきむことなく
あえかなまどろみに
いいゆめをみて
よれよれのからだも
りすのよう きにかけのぼり
あまいこのみを
いっぱいとってくる
よろこびにはなんの
りゆうもなく
あすはちかくてとおい
いきるだけさ しぬまでは

( よりあい10周年の時に書いて下さった詩 )

今ここ

虫食いの過去へ
ほつれてゆく歴史へ
エンドマークへと溶暗してゆく未来へ
こころは明るさを求めて羽虫のように飛び回る
だがカラダはいつも今ここにいる

夢ではない今ここ
目の前の花をみつめる今ここ
つい甘いものに手がのびる
笑い声としゃっくりとあくびとおならの
幻ではない今ここ

化け物が棲む人生の森で迷子になって
ココロはいまだにさまよっている
だが誰かの抱きしめる手は待っている
誰かを支える脚は待っている
注意深い目もほほえみも

昨日でも明日でもない
今ここに生きる若いいのち老いたいのち
カラダはカラダとともに生きる
のんびりココロとたわむれながら
いつまでも古びない驚きとともに

谷川俊太郎

( 第2よりあいに俊太郎さんが遊びにきて書いて下さいました。)
俊太郎さんが「よりあい」を面白がってくれて、それから18年付き合ってもらっています。
今年、82歳になる俊太郎さん。もうりっぱなお爺さんなのですが、詩にふれると、子ども・少年・女の子・おんな・おとこ、と自由自在。どこまでもこころが広がっていきます。

82年生きた俊太郎さんが今「生きること・老いること・死ぬこと」にどう付き合っているのか。村瀬との対談も興味深いものになりそうです。

なんといっても82歳。仕事もセーブされているご様子なので、お付き合いして下さるのもこれが最後かもしれない・・・。
俊太郎さんの声で朗読される詩と、その詩を歌にしたDiVaの音楽。
魂の奥の奥まで揺さぶられるコンサートになることと思います。

あなたの大事な人と・・・
一緒にこの時間をすごしてほしいのです。

よりあいの職員とよりあいの森のメンバーでお待ちしています。
9月7日(土)
「みんなで老人ホームをつくるぞ!チャリティコンサート」

出演:谷川俊太郎&DiVa
会場:西南学院大学チャペル
開場:12時30分
入場料:3500円

チケットの問合せ よりあいの森をつくる会 電話:092-845-0200

よりあいの森カフェ上映会

暑かった今年の夏も大雨が2回降って9月になりました。
虫が鳴き始めすっかり秋の気配です。

8月25日(日)、よりあいの森カフェにてドキュメンタリー映画の上映会を行いました。

『いのちを楽しむ ―容子とがんの2年間―』

あいにくの大雨でしたが、28名の参加がありました。

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参加者の感想を一部ご紹介します。

●福祉ボランティアを長年やってきた。また両親も肺がんで亡くしたので、がん末期の苦しみを目の当たりにしてきた。今日の映画をみて、”亡くなることは目を覚まさないこと、死ぬことはもう起きなくていいこと”だと思うと気が楽になった。(70代女性)
●ホームヘルパーをしている。日々の仕事のなかで、死に向かうことに対し感じることや疑問が多々ある。その人たちに自分ができることは何か、いつも考えている。自分は人を応援するのが好き。人を応援するということは、相手に対する愛である。容子さんの「生きている人を大切にしてあげて」という言葉が印象に残った。(50代女性)
●しょせん人は老いや死を意識しないで日常を生きている。介護の仕事でお年寄りの看取りをしたとき、明日は約束されたものではない、今日一日がすべてである、ということに気づかされる。そしてすぐ忘れる、ということである。(40代男性)
●自分は最新の治療を受けて亡くなった、「がんをひとときも忘れられない」という清子さんに考え方が近いと思う。彼女は”なくすこわさ””奪われる悲しみ”を知っている人だと思う。それは「人間くささ」だと思う。(50代女性)
●がんの宣告は残酷だと思う。戦争で800人のなかでたった3人生き残った父であっても、肺癌の余命2.~3ヶ月を受け止められず、のたうちまわった。私は、死は突然来るほうがよいのでは、と思っている。頭の中で死が考えられることに抵抗がある。ジタバタしていいのではないか。(60代女性)                                 ●両親は宅老所で多くの人に支えられて亡くなった。が、自分が死ぬときは子どもたちに迷惑をかけたくないと思ってしまうが…。いろいろ考えさせられた。(50代女性)      ●容子さんだけでなく、支えている人たちすべてが主人公の映画だった。介護の仕事でお年寄りの死に出会うが、自分も人に迷惑をかけながら生きていきたいと思う。(30代女性)

ご協力くさだった方々、本当にありがとうございました。