今年は桜の開花が例年より遅かったですね。その影響で、よりあいの森の古民家前の桜の木の下での恒例のお花見もいつもより遅くなってしまいましたが、4月1日、無事に開催することができました(*^^)v
この日は、よりあいの森に暮らしている26人全員が桜の木の下に勢揃いします。毎年のことながら、いつも綺麗に咲いてくれる桜があるからこそのお花見です。自然の恵み、四季を奏でる花々には感謝しかありませんね。
みんなで美味しいものをたらふく食べて、いっぱい飲んで、踊って歌って、笑って、暖かな日差しの中で春の訪れを喜び合えました。
いつもはミキサーをかけた食事を食べている方も、炭火で焼いた焼きたての焼き鳥が目の前にくると自ら手を伸ばし、口の中にほおばっていました。焼き鳥を頬張った頬はリスのように膨らんでいましたが、モグモグ、モグモグ、モグモグとゆっくりと時間をかけて、その味をじっくりと噛み締めるようにして食べてくれていました。
このようないつもの日常の中では、起こりえないことが起こるのは、お年寄りあるあるなんですよね。
見ている側は、詰まったりしないか、よく噛めているのか、飲み込むことができるまでの時間をドキドキハラハラして見守りつつも、食べてくれることと、好物を食べることができたことに歓喜します。
そして、環境や、場の雰囲気が持つ目には見えない大きな「力」が、どんなに人の気持ちと体を動かすものなのかを改めて気づかせてくれます。まさに神秘的とも言えるこのような光景をこれまで何度となく目のあたりにしてきました。
また、普段、食べることに特段興味がなさそうな方が、焼き鳥を焼いている焼き台の前にかじりつき、その場で焼けた焼き鳥を手渡すと、食べる食べる食べる、、。こんなにも焼き鳥が好きだったなんて!?こんなに食いしん坊な一面があるなんて!?と思う出来事も過去にはありました。
後にご家族にこのエピソードを話してみると、行きつけの焼き鳥屋さんがあるほどに大好物であったという事実を知りました。
これからは、そんな方々のために毎日外で炭火で焼き鳥を焼きましょうか!??とか冗談とも本気ともとれぬことを密かに思ったりもしましたが、、。
このような非日常をどのように創り出していくのかも大事ですよね。
食事が一段落したところで地域の方が日本舞踊を舞ってくれました。「博多どんたく」でお馴染みのしゃもじを叩いてリズムにのって ♪♪♪
みんなで過ごす楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいました!(^^)!
さてさて!今年も春を満喫しましょー!! ワンダホー!!!