Kさんが自宅で暮らしていた頃に使用していたというノートをご家族より見せてもらう機会がありました。
そのノートには1カ月の献立がギッシリと書き込まれておりました。
また、その他にも当時気になったことや、テレビ番組で知ったことなどもたくさん書かれておりました。娘さん達との旅行の思い出が書かれていた箇所には、必ず、感謝の気持ちが記してありました。
そして、そんな貴重なノートが何冊もありました。
Kさんの誕生日の日、そのノートに書かれてある献立の中から、娘さん達の思い出の中で1番印象深い「ちらし寿司」と「茶碗むし」を作ることにしました。
誕生日当日、特大の寿司桶に作った「ちらし寿司」を3人の娘さん達と一緒に誕生祝いの席で頂きました!(^^)!
普段はウトウトされていることが多いKさんも、この日はとても嬉しそうに、どこか誇らしげに食されていました。
森のお年寄り達がどのように過ごしてきたのかは自分達が知る由もありません。
本人、家族、友人、知人からの思い出話の中から一人一人のお年寄りの人柄や人生の歩みを辿っていきます。
今回、ご家族とともにKさんのたくさんのノートに目を通せたことで、よりKさんのことを知ることができました。その中には知られたくなかった過去もあったかとは思いますが…お許しください(+_+)
これからも家族の思い出話や、貴重な記録から、お年寄り達の少し若かった時代の面影を探しながら、支援のヒント?のようなものを見つけていけたらな~と思います(^O^)