みんな元気にしてますよ(^O^) №2

4月7日に緊急事態宣言が発令された福岡市ですが、よりあいの森で暮らすお年寄り達は、みなさんお変わりなく過ごされております。職員にも異常はありませんよ(^_^)v

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いつものように朝ご飯をついで。

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いつものようにコーヒーを飲み。

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いつものように穏やかに笑い。

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いつものような笑顔で。

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いつものように集い。

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いつものように飲んでまーす!(^^)!

コロナウイルスに色でもついていれば意地でも避けて歩くのですが、何分、見えない敵はどこから侵入してくるのかわかりません。

日々、出来る限りの感染対策に努めてはいますが、気が気ではないのが正直なところです。

ですが、お年寄り達の暮らしは守らないといけません。閉塞感のある中でも、いつもの日常を楽しんでもらえるよう尽力したいと思っています(‘◇’)ゞ

とりあえず……5月6日まで…みんなで乗り切りましょう!!!

また、この間、足を運ぶことのできないご家族、友人、知人の方々によせて、ささやかではありますが、ブログにて日々のお年寄り達の表情をお伝えさせてもらおうと思ってます。

ネギ

先月、99歳を迎えたカズエさん。

3月13日の夕方、馴染みの職員に囲まれ、人生最期の一呼吸を終えた。

7年半の付き合いだった。

92歳まで古い日本家屋で一人暮らしをしていた。その後、よりあいの森で5年間を過ごした。背筋をシャンと伸ばして歩き、凛とした佇まい。若い頃の写真を見せてもらうとどことなく女優の「野際陽子さん」に似ていた。行政機関の部長を務めあげたキャリアウーマンでもあった。

そんなカズエさんとの思い出、エピソードは数限りなくあるが、その中の一つを紹介したい。

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要介護度認定の更新に伴う認定調査の立会の時の話だ。

認定調査とは、認定調査員の方が当事者のもとを訪れ、身体の動きや病気の具合、暮らしにまつわる行為がどの程度できるのか、それに伴い、どの位の支援が必要となるのか、また、認知症の進み具合等を確認するために色々と質問をしていく時間のこと。

初めに名前、住所、年齢と認定調査員の方が聞かれる。いつものカズエさんならあやふやな答えを返すはずではあるが、その日は実にスラスラと軽快に返答していた。

「なんかいつもと違うな?」といつものカズエさんでは想像がつかない位に明瞭な返答に驚いた。

その後も認定調査員の方からの質問は淡々と進む。

淡々と答えるカズエさん。

「あれれ~。こんなはずではないのに…。」と思う自分。

そして、次の質問。

「今の季節は、春、夏、秋、冬のいつですか?」と聞かれた。

返事はすぐに返ってきた。

「ん?う~ん。ねぎ!!」

「???」「ね、ね、ねぎ???」「今、収穫の時期?季節?だったけ?」

認定調査員の方は聞き間違いと思ったのか再度質問する。「今の季節は春、夏、秋、冬のいつだと思いますか??」

また同じ質問して「なんなんだ!」と言う表情をされたカズエさんだったが、その答えは…。

「ん~。ネギ!うん。」

と答え、顎を突き出し、口をへの字に曲げ、自身に満ち溢れた表情をした。

やっと、カズエさんらしさが出た~!と心の中でガッツポーズをとるとともに、笑いが止まらなくなってしまった僕。二度の同じ質問に失礼極まりないといった表情のカズエさん。呆気にとられている感の認定調査員の方。真面目な雰囲気だったその場の空気は一変し、完全にカズエさんのペースに巻き込まれていった。

その後もカズエさんワールド炸裂の返答の数々に終始笑わせてもらった。カズエさんとしては、大真面目に答えていたので、笑うのは失礼…とも思うが、実際あの場にいて、笑わずにはいられなかった。

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カズエさんとの思い出はブログでは納まらないので、これくらいにして…自分の胸の中にしまっておきたい。

とにもかくにも、認知症やボケを抱えてしまったお年寄りの一人暮らしを支える「いろは」を教えてくれたカズエさん。

チャキチャキ歩き、怒らせるととっても怖かったカズエさん。時間の流れとともに、歩かなくなり、いつもほほ笑んでくれるようになった。

カズエさんにとっては短い期間だったかもしれませんが、最期に至るまでの貴重な時間を一緒に過ごし、最期の一息を側で見ることができて本当に幸せでした(^_^)v

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99年間、お疲れ様です。次会う時は、一緒にたくさんお酒を飲みたいですね(^O^)

 

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贅沢な時間

ソファーで御年9△歳になるお年寄りがウトウトしている。

ほっぺた。まぶた。はな。入歯が入っていない口。口の中の舌。あご。

年と共に極限まで柔らかくなった顔のありとあらゆる表情筋は、首を傾けた方向へ…斜め下へ、斜め下へと引っ張られている。

地球の引力はこんなにも強いものかとつくづく思って見とれてしまう。

その表情筋達は、例えるなら、とろけるチーズ?とか、スライム?のように、今にも床にこぼれ落ち、吸い込まれそうになっている。原型がわからないくらいに「びろーん」と、とろけそう?になっている。

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首を傾けすぎて疲れてくるのか、時々姿勢を戻し、頭をまっすぐにする。

まっすぐになったら、なったで、今度は顔が縦長に「びろろーん」となる。

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そして、また、こっくり、こっくり……。

顔の表情筋達は、頭の向く方向へ縦横無尽、自由自在に引っ張られる。

その気持ち良さそうに眠っている姿を職員がニヤニヤ、クスクスと笑いながら見ている。

時に色々なお年寄りのそんな寝顔を見ながら「びろーん談義」が始まり、大盛り上がりする。

子供の寝顔は何時間も飽きることなく見ていられる。同様に、このようなお年寄りの「うとうと顔」も飽きがこない。当事者にとっては失礼な話だろうとは思うが…すごく絵になっている。

時間を止めてジーッと見ておきたい。

チクタク。チクタク。 うとうと。うとうと。 チクタク。チクタク。

ただただ、お年寄りの顔を眺めているだけの贅沢な時間。寝顔フェチとも言えるかな。

効率性とは無縁……あるがままの自然な時の流れ。そんな時間が大切だと思う。

おばあちゃんがぼけた表紙

ちなみに ⇑ これは、施設長の村瀬の著書「おばあちゃんが、ぼけた。」の表紙。

グローバル経済の中、効率性や生産性ばかりが求められがちな社会。だからこそ、こんな時間を大切にしたいと思う。

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今年もお世話になりました(^O^)

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「1年あっという間やね~。なんで1年365日にしたっちゃろーか。500日くらいにしとけば良かったとにね~。年取りとーなかね~。アッ、来年の干支はなにどし??」といつも質問してくるお年寄りがいます。

何度も「ねずみどし」です。と答えているうちに、その質問は習慣となり、習慣が記憶となり、自ら「ねずみどしやったっけ??」と言うことが増えてきました(^O^)

習慣って大事ですねー(^^)/~~~

このお年寄りの口癖は「こけの生えた乙女。」(^O^)

今年のよりあいの森の流行語大賞ノミネートですね(^O^)

 

ではでは、皆様、今年も本当にお世話になりました。

一年間、当ホームページを見て頂き、本当にありがとうございました。

来年も楽しく!!良い年でありますよーに(^O^)

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98歳のモテ期

今年の7月に当ブログの 背中がかゆい に登場したおじいちゃんの話。

あれから半年程の月日が経ったが、その後もモリモリ食べて、ぐっすり休んで、背中をかいてもらって、元気にくらしている。段々とよりあいの森での暮らしに馴染んでこられた様子。

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朝起きてくる際、調子が良い時は「上々!」と言って、二ヤリと笑顔をくれるようにもなった。

そんなおじいちゃんはいつの間にか女性職員の人気者になっていた。いつも、出勤してきた女性職員達から穴があくほど見つめられ、話しかけられる。

ある日、一人の女性職員がおじいちゃんに自分の気持ちを告白する場面に出くわした。

「わたし、りきおさんのことが好きです!」と大きな声での告白だった。

この仕事をしていると、お年寄りに対して、何とも愛おしいというか、愛らしく感じることがある。それは、決して不埒なものではない。曲がった腰に苦労を重ねたゴツゴツした手指、皺が深く刻まれた目尻、重力に従って垂れた瞼から覗かせるキラキラした瞳、スローな仕草から繰り出される営み、摩訶不思議な言葉の数々。

数え上げればキリがないほどの魅力で一杯!(^^)!時代はアンチエイジングだが、私達には、その生きてきた証が妙に魅力的に感じてしまう。

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さて、突然の公開告白に、おじいちゃんは「???……。」の表情でジーッとその女性職員を見ている。

もしかして、聞こえていなかったのかな??と思い、今度は男性職員が「りきおさん、この女性がりきおさんのことが好きだって言ってますよ!」と伝えてみた。

返事を待つこと3秒。その応えは……

「め い わ く。にゃむ。」

あらら~(T_T)残念!おじいちゃんのお眼鏡にはかなわなかった~(T_T)

口数少なく、硬派な印象がありつつも、少し寂しがり屋で繊細な面のある黒目がクリクリしたおじいちゃん。曾孫世代の告白を「めいわく。」の一言で切って捨てた。

女心をくすぐり、男らしいやら、羨ましいやら…。

「98歳のモテ期」。長生きするって素晴らしい!けれど…年の取り方って難しい…と思った出来事でした(^O^)

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求人情報【よりあい・よりあいの森】