宅老所よりあい、よりあいの森は、認知症やぼけ、老いによる病気、障害を抱えてしまったお年寄り達の「あたりまえ」の暮らしを守りたいという思いで、30年以上実践を重ねてきました。
住み慣れた自宅や、入居さぜるを得なかった「よりあいの森」で、あるがままの暮らしをしてもらいたいと、精一杯、目の前のお年寄り達の「今」に沿う支援をしてきました。
その裏で、時に怒鳴られ、引っ掻かれ、つねられ、殴られ、蹴とばされ、かみつかれもしました。しかし、それでも、お年寄り達の「今」と真摯に向き合い続けてきました。
帰りたい人や歩きたい人に付き合う。
お手洗いに行きたい時に行く。
できる限り最後までトイレに座って用を足す。
ギリギリまで食べること、飲むことに付き合う。
習慣を大切にする。
これまで培ってきたつながりや馴染みの関係が途切れないようにする。
環境の変化による戸惑いに丁寧に付き合う。
一緒に季節を感じる。
最期は馴染みの場所で馴染みの方々に囲まれた中で寿命を迎えることに付き合う。等々。
このような支援を丁寧にそれぞれのお年寄りに沿う形で継続してこれたのは、ボランティアさん、地域の方々、お年寄りの家族、支援者の方々のご協力があったことと、過去~現在に至るまでの職員さん達の支えがあったおかげです。
逆に言えば、これだけ多くの方々の支えがなければ、認知症やぼけ、病気や障害を抱えてしまったお年寄り達の「あたりまえ」の暮らしを守ることができない社会であるとも言えます。
私たちは、今後もこれまでと同じように目の前のお年寄り達の「今」に沿い続けたいと思っています。
が、これまで同様の支援を継続していくためには、これまで同様の人員体制が必要です。よりあい、よりあいの森では、介護保険制度で定める人員配置以上の職員を雇用しています。
実は、ここに大きな問題が立ちふさがっています。
ここ何年間も、人件費が嵩んでしまい、厳しい運営を強いられているのです。
それならば現場から職員を減らせば良いのでは??と思われる方もいるかもしれませんが、その考えに対しては全力で「NO!!」と応えます。
現場から職員が減るということは、お年寄り達のありのままの暮らしを守れなくなる可能性が高くなります。
そして、これまで実践において大切にしてきた色々なことを削っていかなかればなりません。お年寄り達と効率的、作業的に関わらなければいけないことも増えるでしょう。
お年寄り達の隣で話をゆっくり聞く時間はなくなり、集いの場に座っている職員はいなくなります。
今以上に時間に追われ、余裕のない気持ちで慌ただしく仕事をすることになり、離職率はあがると予測できます。
運営における書類作成などの仕事であれば、効率性を求めて改善していく必要はありますし、全体的な人件費の見直しももちろんしていきます。
けれども、お年寄りに関わることにおいては、効率化できることは見当たらず、むしろ、より丁寧な支援がもとめられている気がします。
そこで、、お願いがあります。
私たちの、これまでの実践に賛同していただける方、1円からでも結構です。
“寄付“をしていただけないでしょうか。
寄付していただいたお金は、目の前のお年寄り達のあたりまえの暮らしを守るため、よりあいの運営全般、主に人件費として遣わせていただきたいと思っております。
厚かましいお願いをしていることは、重々承知しております。
心苦しさもどこかありますが、「よりあい募金箱」の振り込み先口座番号のお知らせをさせていただきます。
◆振り込み口座番号
銀行名 ゆうちょ銀行 振替口座
口座記号・番号 01750-4-123146
加入者名 「よりあいの森」をつくる会
銀行名 福岡銀行 樋井川支店
普通預金
口座番号 252715
加入者名 「よりあいの森」をつくる会
通信欄に、お名前、ご住所、お電話番号をご記入していただけると助かります。
「よりあいの森をつくる会」の領収書を発行し、ご返送させていただきます。
なお、確定申告の所得控除が必要な方は、その旨を通信欄にご記入ください。
社会福祉法人「福岡ひかり福祉会」の領収書を発行し、ご返送させていただきます。
今後もこれまで同様の実践をしていくために、、どうかよろしくお願いいたします。
https://youtu.be/IcnioE2peJ0 ←「老いに沿う」2022年1月NHKハートネットTVにて放送