食卓テーブルのふちスレスレの場所にのっているお茶碗。
お年寄りあるあるです。
周りの人達は冷や冷やします。
落ちてしまわないだろうか…。
落ちてしまった先のことに想像を巡らせます。想像力が豊かな職員はサッとお茶碗を落ちない所へと移動させるでしょう。
そもそも、なぜそんなスレスレでギリギリの場所にお茶碗を置くのだろうかとも思います。
けれどもお年寄りは、ギリギリを楽しんでいるように見えます。
いえ、むしろ、スレスレなんて思っていません。
落ちてしまった先のことなんて考えての行動ではありません。
私達のように「概念」で物事を考え動くのではなく、その時に置きたいと思った場所に置いているだけです。
その場所に置くことが都合が良かっただけです。
自分達は、自分達の考えの中では、到底思いつかないことをするお年寄り達に、時に翻弄され、時に驚き、時に楽しんでいます。
自分達の概念や考え、世界観の中でお年寄り達と過ごすと、日々チグハグな出来事に出会います。
チグハグ??なぜだろう??
チグハグな原因は、どちらの世界も正しいからではないかな?と感じています。
お年寄りが感じている場所、時間、見るもの、聞こえてくることは実感に基づいています。感じたことをあるがままに表現しています。お年寄りにとって、その行動の全ては当たり前のことなのです。
かたや自分達は、感じたことをあるがままには表現していないことがしばしばあります。積み重ねてきた人生の中で、培ってきた知識や、世間的に常識と言われている範囲で行動していることが多いと思います。
では、チグハグなのはお年寄り??なのでしょうか??
いや、むしろ色々なしがらみに縛られ、凝り固まってしまった職員の世界観なのかもしれませんよね…。
自分達の持っている「概念」というものを取り払うことができたとするならば、お年寄りとの暮らしはもっと楽しいものになるかもしれませんよね(^O^)
と言う話を先日のよりあい内部研修の中で聞きましたとさ(‘ω’)ノ
たかだかスレスレの場所にあったお茶碗の写真……から色々なことを妄想してしまったブログでした<m(__)m>
よりあいの森の秋の過ごし方を拝見、
こちらも楽しませて頂きました。
手作り梅味噌、餃子、お団子作り
いいですね。皆さんの表情がイキイキしていますね。
また、99歳でスタバ・デート、それを叶えてあげる
職員さんたちの心意気と気配り、それを一緒に楽しんでいる
雰囲気が伝わってきます。
「楽しむための秘訣」には、職員さんが日々、利用者さんと
接する中で、一つ一つの行動に注意深く気持ちを寄せられて
いる内容と受け止めました。
コロナ渦の中、新たな発見や気づきなどたくさん教えてください。
コメントありがとうございます(^O^)
コロナ禍の中でも、お年寄りと一緒に楽しめることを探して、見つけて、動いていきたいです。
これからインフルエンザや風邪が流行る季節となってきます。
気を引き締めながら、秋を楽しんでいきたいです