台所の王女たちⅡ

第2宅老所よりあいです。

今回は、よりあいつうしん26号に掲載しました「台所の王女たち」でご紹介できなかった方々をご紹介したいと思います。

昨年の夏に書いていた記事のため、季節感が逆になっているのはご容赦ください。

20230711_111517クレオパトラの皆さん

クレオパトラは村上さん、阿武さん、空閑さん、坂口さんが交代で食事作りに来てくれています。第2よりあいの近隣地区の長丘公民館で活動をしておられる方々です。

第2よりあいではほぼ毎週火曜日に昼食を作りに来てくれます。火曜日は週に一度の魚の日です。その日届いた魚に合わせて献立を考えておられるそうです。

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この日、食事がなかなか進まないヨウコさんがポテトサラダをペロッと召し上がりました。ごちそうさまです(#^^#)

20230713_100653エリザベスの皆さん

エリザベスのグループ名は、以前勤めていた女性職員が命名したそうです。瀬尾さん、佐田さん、西村さんの3名でお手伝いに来てくれています。

佐田さんのきっかけは、以前よりあいの森に暮らしていたお年寄りの家族の村川さんに誘われたとか。もう、10年以上お手伝いくださっています。「月に一回の楽しみですよ~」と笑顔で話してくれました。

20230728_124624クローバーBの皆さん

吉井さん、小金丸さん、立野さんの三人ででお手伝いに来てくださってます。この日は、立野さんがお休みでした。

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昼食が終わると、上の写真のようにノートに献立などを記入しています。吉井さんは、献立の料理を自宅で試しに作られることもあるそうです。

お話を伺った時、ブログの話をすると小金丸さんは「そんな、好きで来てるから気にしないで」と笑顔でおっしゃっていました。

 今回、通信の掲載にともない第二よりあいに食事作りのお手伝いをして下さる方々にお話を伺いました。通信の中でも書きましたが、皆さんに口々に「楽しみながら来ていますよ~」との言葉。台所の明るい雰囲気が、広間の集いも明るくしてくれることも沢山あります。

生きることになくてはならない「食」を支えてくださる女王たちの食事と、温かい気持ちが第2よりあいという場所に集まり、お年寄りも職員も支えられています。ここでできたつながりは縁となり、ひとりひとりの支える、支えられるの関係になっていきます。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

「谷川俊太郎をうたう」歌のプレゼント

先日、第2よりあいでDIVAコンサートが開催されました。

今回のコンサートは、福岡ひかり福祉会を支えてくれている地域福祉ボランティア「ケケコの会」からプレゼントしていただいたものです。

「ケケコの会」は、よりあい・ひかりの職員、元家族、ボランティアで構成されています。

3か所のよりあいのお年寄り達、職員、日頃第2宅老所よりあいに関わって下さっているボランティアさん達で会場の第2よりあいはすぐに満席となってしまいました。

コンサートは言うまでもなく最高でした♪♪

爽やかな秋晴れの中、吹き抜ける風も心地よく、染み入るように響く谷川さんのピアノ、大坪さんのベース、まこりんの歌声…。

ゆっくりゆきちゃん

伯爵夫人

さようなら

遠くへ

かえる

よりあいの歌

谷川俊太郎さんの詩が歌になってみんなの耳に届きます。

本当にとても良い時間でした…。

 

この場所に人が集い、久しぶりの再会や、新しい出会い、歌を通じて同じ感覚を共有する。

第2宅老所よりあいがたくさんの方々の応援や寄付等で作られた場所であることを、今回のコンサートを通じて改めて実感しました。

そして、この場所に第2宅老所よりあいができた当時を知る人たちと、一緒に時間を過ごせることがいかに貴重であるかを気づかされる集いにもなりました。

今回は「ケケコの会」からのプレゼントによるコンサートでしたが、今度は第2宅老所よりあいが直接DIVAをお呼びし、今回、足を運べなかった方々へもDIVAの歌を届けたいと考えています。

 

この度は「ケケコの会」の皆さん、こんなに素晴らしいプレゼントをありがとうございました。

“その歌”は

ある日のことでした。いつものように集いの場で、皆さん新聞を読んだり、おしゃべりをしながら過ごしていました。

その中で、フサエさんが”その歌”を突然歌い始めました。フサエさんが歌うのは決して珍しいことではなく、”げんじ唐いものうた”という十八番の歌があります。

けれど、”その歌”は初めて聞く歌!!

「これ、何の歌?」フサエさんと付き合いの長い職員も聞いたことがないのです。周りにいた職員がざわつき始めます。

「フサエさん、もう一度歌ってください」と隣にいる職員がお願いすると、フサエさんはまた歌い始めてくれました。

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「あめのひ かぜのひ やしないし たかやけんじのいきみずや うぶすのかみのさもあらず われらにしょうりはきっとあり いわえきたえし うちのうら いわえきたえし うちのうら」

早速、職員は歌い出しやメロディを検索するのですが全くわかりません。周りのお年寄りに尋ねてみても、誰も知りません。

「しょうりはきっとありってあるけん。軍歌じゃないと」と一人が言います。すると誰かが軍歌で検索します。けれど、これも出てきませんでした。

「うちのうら」はフサエさんの故郷です。今度は「うちのうら」をキーワードに調べましたが・・・、わかりませんでした。

この日は何度フサエさんに歌ってもらったでしょうか。聞いていた職員も覚えてしまうほどでした。けれど、結局何の歌かわからないままでした。

夕方になって、フサエさんをお迎えに娘さんが来られました。”その歌”について職員が娘さんに尋ねると、それはなんとフサエさんの小学校の校歌なのでした。

Σ(゚Д゚)!!

私たちは、今日一日のモヤモヤがすう~と晴れていくような気持です。そして娘さんも一緒に、もう一度フサエさんの”その歌”を皆で歌いました。

あれから、一年近くが経ちます。フサエさんは今も時々”その歌”を歌います。歌い始めると、職員も他のお年寄りも一緒に歌います。あの日から、”その歌”は、私たちも知っている歌になりました。

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