お出かけ日和

3月は暖かい日が多かったので、第2よりあいでは”今の季節を満喫したい”といろんな所に出かけました。

この日は20℃近くまで気温が上がり良いお天気。「お出かけしたい方~??」と職員が声をかけると、「はい!」とトシコさんの右手がパッと上がりました。カヲルさん、ミキノさんも加わり、トシコさんが以前よく行っていた大濠公園に向かうことにしました。

全員車に乗り込むと追いかけるようにハルコさんが出てこられ「どこ行くと??私も連れてって!」とそのまま乗車し出発しました。

大濠公園の駐車場は6台待ちで想像以上の人出です。

皆さん池の側に腰を下ろして、お茶を飲みながらのんびりと過ごしました。トシコさんとハルコさんは、いつの間にか食べていたお菓子をハトやカモメにあげていました。
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通りがかりの男性が、袋に入ったパンを差し出してくれました。それを受け取ったトシコさんは嬉しそうに鳥たちへ。「私も次は餌になるパンをもってくる」と言われました。

パンのおかげで、次々と鳥たちが周囲に飛んできます。ハルコさんが立ち上がって、池の淵ギリギリのところまで身を乗り出し、餌をやりながら「ほら、今よ!写真を撮らんね!」とこっちを向かれます。けれど、その時はスマホの調子が悪く思うような写真が撮れなかったです。残念・・・(>_<)。

この日は福津市にある”あんずの里”にあんずの花を見に行きました。
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少し遠出になりましたが、満開のあんずの花を皆さんとても喜ばれました。

またこの日は、美味しいものが大好きなカズコさんと一緒に糸島のカフェに行きました。カズコさんは久しぶりのお出かけです。道中、「きれいね~」と車中から満開の桜を眺めて楽しまれました。
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海が見える眺めのいいデッキで、カズコさんはメニュー表としばらく睨めっこ。「こっち!」と大きなパフェを選ばれ、「美味しいね」と召し上がられました。

一緒に行ったもう一人のカズコさんも「私太ってもいいの~」と同じものを頼まれました。けれど、途中で「あなた食べるの手伝って」とギブアップ。さすがに大きかったみたいですね。(#^^#)
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「疲れましたね」と声をかけると、皆さん「楽しかったよ」「また、行こうね」と返ってきました。

別の日、内野小学校の近くのチューリップ畑に行きました。「写真撮りますよ~」と職員が声をかけると「一人で撮ってぇ」とトシコさん。いい表情ですね。
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ミズエさんは車中からチューリップを楽しみました。お子さんを抱いたお母さんが話かけてこられ、102歳と伝えるとびっくりされてました。お子さんにも「元気に育ちなさいよ~」と声をかけておられました。
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春の陽気に誘われるかのように皆さんの気持ちも外へ外へと向かいます。外でしか味わうことの出来ない出会いや風景があり、一緒に楽しんでいます。

重なり合って見えた世界観

先日、子どもを連れて公園へ遊びに出かけた時の事です。

一人の女の子が話しかけてきました。

「あの~、私〇〇と言います。一緒に遊びませんか?」

見ず知らずの女の子からの突然の問いかけに少し戸惑いましたが、可愛い小さなお誘いを断るのも失礼だと思い一緒に遊ぶことにしました。

すると「ポケモンを探そう!」

女の子はそう言いました。私たち家族は一緒にポケモンを探す?ことになりました。

「草むらに〇〇がいたよ!」

「〇〇はどこにいるのかなぁ??」

「ねぇねぇ、〇〇見つけたら捕まえて!」

女の子は、そんなことを言いながら、彼女の目や胸の中に見えているポケモン探しに夢中になっていました。
ピカチュウ
そんな風にして一緒に遊んでいると、「なんとなく似ているなあ~」と日々関わっているお年寄り達が持つ世界観と、女の子が持つ世界観を重ね合わせている自分がいました。

認知症やぼけを抱えているお年寄りの皆さんは、それぞれが独自の世界観の中で暮らしています。

若かりし頃の自分に戻っていたり、今過ごしている場所が昔住んでいた場所になっていたり、職員の事をお父さんと思っていたり…、隣に住む方のお名前は「横山イチメートルさん」だったり…。

しかし、その世界は決して妄想や幻覚、ましてや問題行動等という括りとして片付けられるものではありません。

お年寄りにとっては目の前に広がる世界が紛れもない現実なのです。私たちは日々、その世界に思いっきり飛び込んでみることを試みます。そのことで、自分達が当たり前と思いこんでいる時空??を超え、笑いあり涙ありの世界が広がっていることを知ることができるからです。

そして、私達の小さな小さな常識的な世界観の中で暮らしていくことは、「子どもの世界」や「お年寄り達のぼけや認知症の世界」と乖離してしまっているようで勿体ない気持ちになります。

せわしなく過ぎていく毎日の中、なかなかその世界へ飛び込み、楽しむ時間さえも持てないような世の中ではありますが、、。

「ちょっと気分転換に、誰かがつくってしまった当たり前に捉われていない世界を覗いてみようかな。」と思いつつ、覗き込み、自分たちの世界観を疑ってみる、、。そんな心の余裕を持つことができたらな、、と思うばかりです。

 

それはさておき??

宅老所よりあいでは、みなさん元気一杯に日々楽しく過ごしています(*^▽^*)

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朝晩は若干肌寒くもありますが、春が駆け足で近づいてきてますね!!

豆はきな粉

2月3日は節分でしたね。皆さんは豆まきをされましたか??
節分は、「鬼は外、福は内」と豆(いった大豆)をまいて、邪気を祓った後に年齢の数だけ豆を食べて、1年間の幸せを祈ると言われています。

第二よりあいでも「鬼は外~、福は内~」とお年寄りと職員で豆まきをしました。                                          豆まきが終わると昔の節分のことや、大豆を自宅で炒っていた話などで盛り上がりました。その話の中でミズエさんが、炒った大豆をすり鉢ですりつぶし、きな粉にしていたと話されていました。

そこで後日、みんなできな粉作りをしてみました。

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ミズエさんの手さばきに、周りの職員やお年寄りは目が離せません。
一通り終わると「私もやりたーい」と隣で見ていたカズコさんが立候補しました。

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カズコさんは、すり鉢の中とにらめっこしながら、とても集中されていました。
その後は、あちらでもこちらでも「ゴリゴリ」と豆をする音が・・・。

「ゴリゴリ」という音は、大豆が細かく砕けてくると「ぐるぐる」という音に変わっていきました。そして、広間にはきな粉の香りが漂ってきました。

次は、ざるでふるいにかけます。

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「パーじゃだめなのよっ」とざるの淵を叩きながら、ミズエさんが隣の職員に教えてくれます。                                   手ならグーで、道具を使うなら木べらなど固いものでトントンと叩くのがポイントだそうです。

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そして、ついに手作りきな粉の完成です。                                   余談ですが、この工程から、きな粉の原料が大豆だと初めて知った職員もいたんですよ。

「やっぱり、きな粉餅がいいよね~」と手伝っていた職員が提案します。       お鏡のお餅を使って、きな粉餅を作ることにしました。

「トシコさんお願いしま~す」                                              キッチンから職員が声を掛けました。椅子でゆっくりと過ごしていたトシコさん、さっとキッチンに立ち、手際よく団子作りのお手伝いをしてくれました。

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手慣れたもんですね。

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お茶の時間に皆でいただきました。

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「つぶつぶが残ってていいね!」                                               「きな粉の香りがいいね~。ほんとに美味しい」と皆で美味しく頂きました。

豆まきの時は、「もう、年の数ほどの豆は食べれないね~」と皆さん言われてましたが、これで年の数ほど食べれたのではないでしょうか。

1年間の幸せを祈ります(^^)/

今年はよりあいの森のご近所の方から、たくさんの豆を頂きました。       お蔭さまで、豆まきやきな粉作りなど、楽しい時間を過ごすことが出来ました。  本当にありがとうございました。