101回目の誕生会

cafe0921
よりあいの森にも、少しずつ秋の気配が漂いはじめました。

kuri01
裏庭にある栗の木も、立派な実をつけはじめたようです。
おいしいんですよ、この栗。ちょっと小ぶりですけどね。

ice&kuri
カフェ名物のかき氷。今日は桃とぶどうの手作りシロップです。
栗とかき氷。夏と秋がテーブルの上で交錯しています。

そんな9月21日。今日はカフェでパーティーが行われます。
cafe-terace

フミエさんの101歳をお祝いする「誕生会」です。
主賓のフミエさん、うっすらお化粧して登場です。
fumiesan-0

フミエさんと顔なじみのお年寄り、そして職員が大勢集まって、
さあ、パーティーの始まり始まり!
party

職員手作りのくす玉が割られ、特注のケーキが運ばれてきます。
(フミエさんの顔のイラストがケーキにデコレーションされてる!)
birth-cake
ハッピーバースデイ、フミエさん! ハッピーバースデイ、トゥユー!

特別ゲストはジャズミュージシャンの田中洋勲さんです。
アルトサックスの音色がカフェに響きます。
sax
なお、「よりあいの歌番長」ユキオさんは
たのまなくても「歌のプレゼント」をしてくれます(3曲ぐらい)。

顔なじみのお年寄りから花束や寄せ書きがじゃんじゃんフミエさんに贈られています。
fumie-san02
宴はわいわいがやがや、約2時間にわたって盛り上がりました。

余興のラストを飾るのは、恥幸夫&白永さゆりの「いつでも夢を」。
simo-mura
これも、たのまなくてもやってくれます(笑)。

でも、フミエさんにとって一番のプレゼントは、
息子さんが遠方から会いに来てくれたことだったかもしれませんね。
fumie-san03

なお、中に入れてもらえない猫のベベは外でふて寝してました。
bebe0921

博多新劇座で観劇

9月20日、金曜日。
招待券をいただいたので「博多新劇座」にみんなで観劇に行ってきました。

今月の公演一座は「座KANSAI」
座長・金沢つよし、若座長・金沢じゅん。
流し目をビシバシ決めまくる「二人の看板役者」が率いる
若さあふれる一座です。

2013_09

歌と踊りとお芝居と。
たっぷり3時間15分の長丁場。

のりのりで一緒に踊るお年寄りの姿あり。
自分も舞台に立とうとするお年寄りの姿あり。
売店でボンタンアメを大量購入し、みんなに配るお年寄りの姿あり。
(便所が遠いと不平をもらし、帰ろうとするお年寄りの姿もありましたが)。

そんな中、感動的だったのはスミ子さんの大盤振る舞いでした。

座長の色っぽい踊りに何か感じるものがあったのでしょう。

スミ子さんは自分の財布から千円札を取り出すと
「おひねりをあげたい!」と言い出したのです。

でもここで千円じゃあスミ子さんに恥をかかせることになる。

ええいとばかりに職員が自分の財布から一万円札を取り出し、
スミ子さんに気づかれないようにすり替えます。

職員に手をひかれ、座長に近づくスミ子さん。
そして座長のふところに、そっとおひねりを入れるスミ子さん。

さすがの座長も「こ、これをいただくわけには…」と
一瞬迷われた様子を見せられましたが、
ここで女に恥をかかせちゃ役者の恥。
にっこり受け取って下さいました。

よっ! 千両役者! そうこなくっちゃ!

終演後。

退出に時間がかかる「よりあい」のお年寄りたちを、
一座のみなさんは玄関でちゃんと待っててくださいました。

一座の大御所・鶴浩二さんは、お年寄りの手を引き、
送迎のお手伝いまでしてくださる大サービス。

人の情けと恩と義理。
この三つを忘れちまっちゃあ、
犬畜生と呼ばれちまうんでぇい!
(今日の劇のセリフから)

はじめて体験した大衆芸能の魅力とその人情に、
一同「よかったぁ~」と
大いに楽しんだ一日でした。

また行きたいなぁ~!

チャリティコンサートレポート(後編)

チャリティコンサートもいよいよ大詰め。
みなさんお待ちかね「谷川俊太郎+DiVa」の登場です。
ステージ向かって右側の客席に陣取った「よりあい」のお年寄りたちも拍手で迎えます。
やんや! やんや!
tsukuru-concert
1曲目は「しあわせ」。ヴォーカル・まこりんの澄んだ声がチャペルに響き渡ります。

と、ここでいきなり最前列のお年寄りに動きが!
開始わずか1分で「よりあいの帰る姫」ことキヌエさんが、
「もぉ~帰りたい~」と駄々をこね始めた!
「出た!」。慌てる職員。
キヌエさん、なぜかお客さんに深々と頭を下げいきなりの退場です。

ちなみにキヌエさんはこのあと、ガラス張りのチャペルのロビーで、
「北九州市営モノレール」が来るのをずっと待っていたそうです。
自由でいいなあ~。

さて。コンサートはDiVaの演奏と、谷川さんの詩の朗読でぐんぐん進んでいきます。
tsukuru-tanikawa4
「願い」(抜粋)

分かろうとしないで下さい
私がうわごとを言いつづけるとき
意味なんか探さないで
夜っぴて私のそばにいて下さい
たとえ私があなたを突きとばしても

谷川さんが詩を朗読するたびに
「あーそんとおり、そんとおり! 私もそげん思いよったとこ!」
と、声に出して拍手する「よりあい」のお年寄りたち。

そう! きっとそれでいいのだ! 理屈なんかいらない!
それが音楽だ! それが詩だ! 楽しむってそういうことだ!
tsukuru-concert3
tsukuru-concert2
チャペルに響き渡るDiVaの音楽。

そんな中、完全に戦闘態勢に入っているお年寄りが約1名。

「わしの出番はまだかね?」

どうやら「よりあいの歌番長」ことユキオさんは、
谷川さんの座っているイスを「次に歌う人が座る場所」だと思ってたみたいです。

こうして無事かどうかはわかりませんが、
チャリティコンサートは拍手喝采の中、幕を閉じたのでした。
tsukuru-makoring
ヴォーカルのまこりん。ありがとう。
tsukuru-ootsubo
ベースの大坪寛彦さん。ありがとう。
tsukuru-kensaku
そして、うんこの帽子をかぶったピアノの谷川賢作さん。
ありがとう。

終演後はステージでサイン会も行われました。
tsukuru-sign1
tsukuru-sign2

打ち上げは「よりあいの森カフェ」で。夜遅くまで宴はわいわいと続いたのでした。
tsukuru-uchiage

最後になってしまったけど。

谷川俊太郎さん。
tsukuru-tanikawa3
いつもいつも「よりあい」の無茶なお願いを聞いてくださり、
本当にありがとう。

そしてなにより。
会場に詰めかけてくださったみなさま。
本当にありがとうございました。

立派かどうかはわかりませんが、きっと「いい老人ホーム」を作ります。

というわけで。
チャリティコンサートレポートは、これにて終了です!