つくだ煮作り

「これ、洗った方がいいですか?」

「そのままで大丈夫よ~」

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広間で一番大きなテーブルに新聞を広げ、つくだ煮作りが始まりました。先日、第二よりあいの畑で収穫した「しその実」で作ったつくだ煮がお年寄りに好評だったので、両手いっぱいのしその束を職員が自宅から持参してくれました。

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「カメムシやら、蟻もおるよ~」そんな声があちこちから聞こえますが、みなさん虫の一匹や二匹くらいでは全く動じません。

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しその香りに包まれて、一時間ほど黙々と作業に集中されていました。

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しその実は洗って、さっそくつくだ煮に・・・。

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プチプチの食感がたまりません。美味しかったですよ~。

第2よりあいのかき氷

よりあいの森の古民家の倉庫に、ここ数年間使っていなかったかき氷機があったので、第2よりあいに借りてきました。

氷を削る刃が錆びていたので砥石で研ぎ、ネットの説明書を見ながらスムーズな再使用のため、入念に準備しました。

いよいよ、かき氷機試運転の日、広間に機械を設置すると…。

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「あれ、なあに?」と少し離れた所に座っていたマスミさんが尋ねます。「かき氷を作る機械ですよ」と職員が答えると「大きいね。お店のみたい!」と目を丸くされていました。

「何の味が食べたいですか?」とたずねると「抹茶がいいね~」とシズ子さん。
「イチゴも食べたいですね。練乳もかけたら美味しいかも」と職員も提案しました。

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「氷を割りますから、ちょっと押さえてて下さいね~。」飛んでくる氷の冷たさに思わず笑顔になります。

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いざ運転!スイッチオン!!

ゴガガガゴシャシャシャー!!! 結構激しい音がしたので、少し不安になりましたが、それと同時に笑いも起きます。

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溶けないように、早く食べてください!

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2杯目は違う味にしてみたりして、皆さんおかわりされていました。なかなか飲み物がすすまないエツコさんも、気が付けば3杯目・・・。        その様子に職員は大喜びです。

その日から「第2よりあいかき氷屋」がオープンしました。

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8月中はメニューをずっと貼っていたので「あら、今日はかき氷食べれるの?」とお年寄りから声がかかれば、かき氷作りの準備を開始します(#^^#)

ある時はトッピング用の白玉だんごをお年寄りと一緒に作ったり、またある時はコーヒーゼリーを作ったり、どんどんバージョンアップしていきました。

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連日の猛暑で、「かき氷機って、いくらくらいするんですかね~」職員のこの一言から始まった「かき氷」でした。                        この夏は、お年寄りと職員が一緒になって楽しむことができました。

これから少しずつ暑さが和らぎ、季節は秋へと移り変わっていきます。その時々の季節によって何をして楽しむのか、お年寄りとともに考えながら過ごしていきたいです。

「六月博多座大歌舞伎」

今年で102歳になる瑞枝さん。東京で50年間一人暮らしをされていました。「独身貴族を謳歌した」とよく東京での話を聞かせてくれます。歌舞伎がとても好きでよく観に行っていたとも言っていました。ちなみに好きな歌舞伎俳優は、中村吉右衛門さんだそうです(^-^)

6月のある日。「博多座で歌舞伎の公演がありますよ。行きませんか?」と職員が瑞枝さんを誘いました。瑞枝さんは大喜びです!!

他に行きたい方を相談していたところ、川端商店街で商売をしていた幸子さんが、博多座の会員でよく歌舞伎を観に行っていたことがわかりお誘いしました。

そして、歌舞伎初体験の職員2人と一緒に博多座に歌舞伎を観に行くことになりました。

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当日、案内された座席に座った瑞枝さんは「本当は花道の近くが一番いいのよ」と座席が後ろの方だったことが少し残念なようでした。

それでも演目が終わるたびに

「この演目も一門が違うと踊りや衣装がちがうのよ」

「あの最後の場面が見どころだからね~」と説明してくれました。

11時に開演し、すべての演目が終わると14時を過ぎていました。

そのまま川端商店街をぶらり。

よさそうなお店に入って遅めの昼食を食べることにしました。

入り口近くは、土居流れの飾り山の準備が始まっていました。店先の帽子をみたり、仏壇店のおみくじを引いたりしながら歩きました。デパートとはまた違った趣があります。

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幸子さんが「このお店はよく行ったのよ」と何件か教えてくれたのですが、どこも準備中の文字。残念・・・。

それでも商店街を抜けそうになる手前で、開いている天ぷら屋さんを発見。

コロナ禍もあり、歌舞伎の話をしながらワイワイ食事とはなりませんでしたが・・・。美味しゅうございました。

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一日ゆっくりと出かけて楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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風鈴を見に

隣に座っていた職員が『篠栗町の山王寺に4000個の風鈴』の記事を見つけました。

山王寺では、”若い人にも是非訪れてほしい”と数年前から夏シーズンに風鈴の飾りつけを始めたとのこと。

「4000個の風鈴が見に行きたーい」とのことで、お年寄り5人職員3人、さっそく午後から篠栗町の山王寺へ向かいます。 第二よりあいから都市高を使って40分ほどで到着しました。 新緑美

お天気もよく、新緑がとても美しいです。

写真駐車場から風鈴にたどり着くまでのルートは2つありました。

ある方は「この階段は急で登るのはむずかしそう」と緩やかな坂を50Mほど歩いて。。 また、別の方は30段以上ある階段を上がって。

ついてきてる?

皆さんそれぞれ境内の上の方にある風鈴の場所に向かいました。

風が吹く度にカラカラカラ…。

風鈴群

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よく見ると風鈴の短冊には訪れた人の願い事が書いてありました。

「私たちも何か願い事を書きましょうよ」と職員が風鈴を一つ買ってきました。

瑞枝さんに「代表で書いてください」とお願いすると、「なんて書いたらいいかな・・・」と言いながら、さらさらさら。

皆健康で

「健康でよりあいのみんなが楽しく過ごせますように!」

平川短冊

これからも、思い立ったが吉日。みんなで楽しんでいきましょう。

散歩日和

第2よりあいに、皆さんが集まって来られます。
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「おはようございます」

「今日はお変わりありませんか?」

「ええ、普段と変わりませんよ」

 

お茶を飲んで一服、、、飲み終わると、、

 

「さて、じゃあ私はこれで失礼します」

「家に父と母が待っていますので…」

「では行ってきます、お世話になりましたー!」

ある人は外を眺め、興味深々の様子。

腰が少し浮いています…。

「どこに行くんですか…?」

 

お年寄りはここに来ていることをどう思っていらっしゃるのでしょうか?

 

「家はこっちの方だったかな?あなた知ってる?」

「方角はこっちですけど、遠いですよ」

2人、てくてくと歩きます。
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途中、近所の人から挨拶「お散歩ですか?気持ちいいですね」

すぐ近くにある小学校、中学校の登下校とも一緒になります。

そろって「こんにちは」笑顔。

子供たちの無邪気な姿に、自然と笑みがこぼれます。

しばらく歩くと足元がふらふらして、見ている方も少しヒヤヒヤ。

その時には互いの距離が縮まり、自然と手を貸しています。

「疲れた、きつい、、、まだ家には着かないのかな?」

「そうですね、一旦戻ってから車で行きましょうか?歩くには遠すぎますよ」

「それだと助かる、あなたは行き方を知っていますか?」

 

心にある父と母の待っている家に一緒に歩いて帰る。

道中にも迷いや困りごとがあり、相談し合って前に進む。

歩いているうちに気持ちも変わり、職員の判断に委ねる。

そこには信頼があります。

季節を感じるドライブも良いですが、一緒に歩くことはお年寄りとの関係が深まり、地域との繋がりも感じています。

コロナで色々なことに制限がかかる中で、「歩く」ことに気付かされることは多いです。

ようやく帰り着き「はあ~くたびれましたね~」
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「それでは、お邪魔しました~」

「またですか~⁉」

「どこに行くの?私も一緒に行っても良い?」

「よーし、みんなで桧原桜見に行きますか~!」

第2よりあいの日常です。
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よりあいはひとりひとりのお年寄りの思いを尊重出来る支援を目指しています。

それはお年寄りの「いまこの時」を大切にし、職員も柔軟に対応できる体制作りを意味しています。

 第2宅老所よりあい、よりあいの森では、職員を若干名募集しています。

興味のある方は、見学に来ていただいてその雰囲気を感じながらお話が出来ればと思います。よろしくお願いします。

◎お問合せ
〒814-0104 福岡市城南区別府7丁目9-22
特別養護老人ホームよりあいの森
☎092-845-0707 担当:椎原・吉満

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