どっちも本物

ある日、「あそこに飛行機のあるね。」とおばあちゃんが言った。

おばあちゃんが見ている場所を確認する。IMG_6416

そこには、どこにでもある一軒家が数件、軒を並べている。
この辺りは住宅街。自転車くらいの大きさの飛行機であれば、降りたてるかもしれない。

「あそこに飛行機の斜めんなってね~。白いのに赤い線の入っとるやろもん?」
それから数カ月、毎日、飛行機はその場所に降りたっていた。

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その飛行場がいつの間にかなくなり、年末も近付いてきたある日。

「昨晩ね、そこでおばあちゃん達のね、餅つきばしよったとよ。遅くまで…。」
飛行場があった場所で、今度は餅つきが始まった。
この辺りは住宅街。餅つきくらいはできる大きさの屋根がある一軒家もある。

日によっては遅くまである時、早々に切り上げる時があり、賑やかな時と静かに黙々と餅つきをしている時があった。

「みんな一生懸命でね~。昨日は6人くらいおったかな~。う~ん。」とその表情は真剣そのもの。
それから数カ月、ほぼ毎日、3~6人おばあちゃん達が集まり、餅つきに精を出していた。

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そんな餅つきのおばあちゃん達が解散した、春から夏に季節が移り変わろうとしているある日。

「牛のおるね~。ジーッとしてて、おとなしいね。は~。」

飛行場の跡地にあった餅つき場は、牛が放牧している牧場?となった。

何度も言うように、この辺りは住宅街。昔は牛を飼ってある所もあったかも…。
牛も日によって何頭もいる時と、そうでない時があった。

「しかし、おとなし~ね~。かわいい顔して~、ねえ~、う~ん。」そう言いながら、愛おしそうに牛たちを眺めるおばあちゃん。
それから、現在にいたるまで、牛は毎日放牧され、のんびりしている。

46197035-かわいい漫画牛のイラスト[1]

数カ月ごとに窓から見える景色が変わる。その景色が変わるのが楽しみで仕方ない。

おばあちゃんの現実と自分の現実、どっちが本物かなんてどうでも良い。

言ってしまえば、どちらも本物。

一つの世界の一つの場所に、違う現実がいくつも存在しているだけのこと。

さて、次はあの場所でどんな物語が始まるのかな~(^-^)楽しみ楽しみ(^O^)

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よりあいつうしん18号

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みなさんお待ちかね??

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よりあいつうしん18号(^O^)

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遂に完成です!!

みんなでせっせと折って折って折りまくって!!!その枚数、なんと!1700枚!!!

折り過ぎて、印刷したインクで指先がまっくろけ!(^^)!

それだけたくさんの方々に読んでいただけているということですね!

嬉しい悲鳴でございます<m(__)m>

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お年寄り達の力を借りて、無事に7月18日に発送することができました~(^O^)

今回の「よりあいつうしん18号」は「場づくり」がテーマとなっております。と言うか……「場づくり??」ってなんだ??………ですよね~(^-^)

日常の暮らしの中では、あまり耳にしない言葉だと思います。ただ、よりあいや、よりあいの森では、この「場づくり」に重きを置いております。

けれども、場をつくるっことって本当に難しいのです。

よりあいやよりあいの森に集まるみんな(お年寄り達)は、その日その時の体調や気分(自分達も同じですが)があります。当たり前のことですが、性格、趣味、価値観もそれぞれです。そのため、日々、毎時間、お年寄りが醸し出す?作り出す?「場」は変わり続けます。時に激しく、時に穏やかに、時にみ~んなうたた寝。

職員達は、その「場」の変化の荒波に完全に飲まれ、おぼれかけ、必死に息継ぎをし、「へろへろ」になる日も少なくありません。しかし、その逆もしかりです。「場」がもたらす一体感や、みんなで食べる食事や、突拍子のないお話し、賑やかで和やかな空気感が楽しくて仕方がない時があります。

日課やマニュアルに当てはめようとすればするほどに、効率性(こちらが主体の)を求めるほどに、お年寄り達が過ごす「場」は居心地の悪いものとなっている感じがします。

さてさて、自分達は、お年寄り達がつくりだす、日替わりで奇想天外な「場」をどのように作っていけるのか!!そんなことを想像しながら、つうしん18号を読んでいただければ、より楽しめると思います(^-^)

よりあいつうしん18号  

【よりあいつうしん】ホームページ上部にある固定ページからも閲覧できます。

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⇑ イベント告知!!よりあいの森「納涼祭」8月31日 17時~開催します!

美代さんと山笠

今年も美代さんと飾り山(山笠において奉納するために飾られる山笠)を見に行くことが出来ました。

※ちなみに山笠とは、博多祇園山笠と言って博多を代表する770余年の伝統を誇るお祭りのことです(^O^)/

美代さんを知る人からすれば、美代さんといえば山笠!山笠と言えば美代さん!!

というくらい、美代さんには山笠のイメージが強くあります。

御年98歳の美代さん、助手席に乗り込み出発です!!

おいさ!おいさ!おいさ!おいさ!(山笠を担いで走る時に掛けられる掛け声

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道中、職員がふとした疑問をつぶやきました。

「ところで美代さんと幸男さん(今は亡くなった美代さんのご主人)どっちが山笠好きだったの?」

 ...?

そういえば……どうなんでしょう?

幸男さんがご健在の時は、よくおふたりで見に行っていたということしか知りません。 

後日、よりあいの森で美代さんと一緒にご飯を食べていた娘さんにお尋ねすると、「美代さんの方が好きだったのよ。博多の商人の家だったから、美代さんのおじいちゃんとかお父さんも山笠を担いでいたのよ。」と教えてくださいました。

そうだったんですね!美代さんにとっての山笠は、子どもの頃から身近にある慣れ親しんだお祭りだったのですね(^O^)

それならば、この山笠の時期はきっとわくわくしますよね!

今年も山笠の雰囲気を楽しめたでしょうか?

毎年恒例の飾り山見学へお出掛けができてよかったです(^O^)

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私たちは、出会ったお年寄り達が生きてきた長い人生のほんの一部分しか知りません。

ご本人と一緒に生活し、家族からお話を聞くことで、その生い立ちを垣間見ることができます。

些細なことかもしれませんが、今回のように、新たな一面を知ることができると嬉しいものです(^O^)

これからもお年寄りとたくさんのことを楽しみたいと思ったお出掛けとなりました。

たたみ張り替えました(‘ω’)ノ

よりあいの森は開所して丸4年が経ちました。あっと言う間の4年間。月日の流れは早いものです。

そして、建物もその経年変化によって、より木のぬくもりが味わい深くなってきております。

しかし、味わい深さを通り越してしまっていた物がありました。

それは……ユニット広間の畳です。

お年寄りの暮らしを足の下から支え続けてくれた「たたみ」。あんなものやこんなものを見事に飲み込み、受け止めてくれました。

泣いた日も笑った日も、怒った日も、何かをまき散らした日も、日々落ちてくる大量のご飯粒たちも、その全てを…あるがままのお年寄り達の暮らしを…全力で身体を張って受け止め、耐え続けてくれました。

そんな「縁の下の力持ち」的な畳たちに敬意を表しまして、遂に、この度!ピカピカによみがえって頂きましたー!!!
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いえーい!!
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ばんざーい!!!

新しいたたみって本当によか匂いのしますね~(^^)/~~~みんながゴロンとしたくなります。ゴロンとなってこそのたたみですしね(^O^)この心地良さ…たまらんです。
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これからは、もっと優しく関わりますね~(>_<)

新しくなった「畳たち」どうぞよろしくお願いします(+_+)

4月のサロンなごみ

月に1度、よりあいの森で開かれている「なごみサロン」の様子です。

職員が、よりあいの森へ足を運びづらい地域の方々の送迎を担っています。
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そして、地域の方々とともに、森に暮らしているお年寄りも参加させてもらっています。
今月はマンドリンの演奏会がありました。
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「み~かんの は~なが~ さいいて~いる~♪♪」と心地よい音色に乗せて、自然とみんなが歌を口ずさんでいました。
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その後、地域の方と月に1回の感動の再会も果たし、お互いの元気な様子を見て喜び、とても和やかな集いの場となりました(^-^)

地域の方々との関係が自然と生まれる貴重な時間です。

このような機会があることと、足を運んでくれる方々がいることが本当にありがたいと感じます。また、来月も楽しみにしてまーす(^-^)
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今週です!ブログの度にしつこいですが、4月27日(土)11時~よりあいマルシェを開催します!
ぜひ!ご来場ください(^-^)お待ちしてます!

よりあいの森ショートステイのパンフレットも出来上がりました(^-^)
ショートステイよりあいの森

求人情報【よりあい・よりあいの森】
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